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『ヒーローバンク』は、2014年3月20日[1] にセガより発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフト。
ゲームの他、テレビアニメ、漫画、玩具など多角メディアで展開される。
概要[]
セガの新規IPによる男児向けホビーコンテンツでゲーム版はその中核を成している。コンテンツタイアップは主に小学館の『コロコロコミック』が行う。
テーマは「バトル&マネー」で、ゲームシステムだけでなく世界観構築の面でも「金儲け」が作品の核となっている。製作総指揮は『龍が如く』シリーズなども手掛ける名越稔洋が務める。『龍が如く』と同様、本作品でも実名の企業や公共機関とのタイアップが行われており、作中に登場するアイテム(ヒーロー着)にも各タイアップ団体をモチーフにしたものが登場する。
ストーリー[]
小学5年生の豪勝カイトは、「バンクフォンG」を用いてヒーローに変身し、ヒーロー同士の格闘技「ヒーローバトル」の優勝賞金を稼ぐために奔走し、ヒーローバトル最大の大会「勝堀ヒーローウォーズ」に参加する。予選を順調に勝ち進み、本選出場をかけた決勝が始まるが、かつてのカイトの親友・天野ナガレがマネーゴーストに寝返り、ヒーロー着「ザ・ドミニオン・ダラー」を装着してライバルとして立ちはだかる。圧倒的なパワーに敗北し、本選出場も絶望的となったカイトだったが、その後銭念と呼ばれる男性からヒーロー着「エンター・ザ・ゴールド」を手渡されるが、購入金額として100億円の借金を背負ってしまう。果たして100億円の借金を返済できるのか? そしてマネーゴーストの野望とは一体…?
登場人物[]
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- 豪勝カイト(ごうしょう カイト)
- 声 - 三瓶由布子
- つっぱり大将軍→エンター・ザ・ゴールド
- ヒーローバトル好きなメンバーで構成されたリーゼント髪の「ガッポリカンパニー」の社長で、ある日突然襲った不幸により100億円の借金を背負うハメになってしまった小学5年生。借金返済のため、「円」のレアヒーロー着「エンター・ザ・ゴールド」を装着し、勝利報酬アリなサイバーチック格闘競技「ヒーローバトル」を始めとしたカネ稼ぎに邁進する。アニメ版では、洗井ドロンによって自慢のリーゼントをモヒカンに変えられたことがある。
- 財前ミツオ(ざいぜん ミツオ)
- 声 - 沢城みゆき
- ゲームキピコピコ
- カイトと同じ学校に通う「メガネくん」。勉強が大得意であり、「ヒーローバトル」では豊富な知識を使ってカイトに様々なアドバイスをくれる。ゲームでのチャプターの冒頭では「ガッポリカンパニー業務日誌」と称してこれまでのあらすじをナレーションしている。
- 兼丸フクタ(かねまる フクタ)
- 声 - 中井和哉
- チャツミネコ
- ミツオと同じくカイトの友達。外見はどことなくフランケンっぽい感じで語尾に「~ケド」と付けるクセがある。超強力な運を持ち、カイトに「お告げ」と称して手を貸す。いつも「プラチナ」という白いネズミと一緒に行動しており、プラチナが傷つけられたりすると逆ギレし、その際の彼の言動もヤンキーになる。プラチナはお告げと呼んでいる予言をする。
- 銭念(せんねん)/銭井(ぜにい)
- 声 - 銀河万丈
- 自らを「ハードボイルド僧侶」と称する壮年男性。サングラスをかけた無精ヒゲの風貌を見る限り余りマトモな坊主では無さそう。カイトが100億の借金を作ってしまった理由に深く関わっている。実はヒーローバンク社の元社員で、銭井という名前だったが、今では銭念という偽名を名乗っている。
- かつてはヒーローバトルで鳴らしたらしく、自分のヒーロー着「ロックモンク」も持っている。
- 豪勝アイ(ごうしょう アイ)
- 声 - 桑島法子
- 中学2年の少女。カイトの姉であり、両親を幼い頃に亡くしたカイトにとっては母親に限りなく近い存在でもある。いつもは優しいが怒ったら誰にも止められない。「雪だるま式にやばい!」が口ぐせ。
- 天野ナガレ(あまの ナガレ)
- 声 - 神谷浩史
- スナイプスイーパー
- カイトの最大のライバルで、かつてはカイトの大親友だった少年。その頃は地味なメガネ男子だったのだが、ある期を境にゴージャスな風貌のクールボーイになってしまった。「ヒーローバトル」では「ゴールドフォース」のリーダーとして「ドル」のレアヒーロー着「ザ・ドミニオン・ダラー」を装着する。一人称は「ボク」で、豹変した後も変わらないが、漫画版では豹変した後は「オレ」になっている。
- デボラ貴崎(デボラ きざき)
- 声 - 置鮎龍太郎[2]
- 「ゴールドフォース」の一員。マイペースな性格で、金を何よりも愛する。ヒーローバトルではユーロのレアヒーロー着「バロン・ザ・ユーロ」を装着する。「キラッ!」が口癖。
- 由利露藩(ゆり ろはん)
- 声 - 竹内良太[2]
- 「ゴールドフォース」の一員。プロの賞金稼ぎであり、常に冷静に行動する。かつては軍人だった。ヒーローバトルではルーブルのレアヒーロー着「ザ・ドストルー・ブルスキー」を装着する。
- 龍里千(ロン リーチ)
- 声 - 藤村歩[2]
- 「ゴールドフォース」の一員で、メンバーの中では一番幼く見えるが、卓越したクンフーを駆使し敵を確実に倒す。風水にも詳しい模様。ヒーローバトルでは元のレアヒーロー着「ザ・ムゲン・ウラドラ」を装着する。
- マネーゴースト
- 声 - 堀内賢雄
- 全てが謎に包まれた存在。ナガレを今の様な状態に変えた元凶であり、ヒーローバトルの裏で何かを狙って暗躍する。
- 海鳴一心(うみなり いっしん)
- 声 - 小林ゆう[2]
- 魚屋「魚武士屋」の跡取り息子(小学6年)。勝堀鮮魚市場城で働いており、周囲からは「若旦那」と呼ばれている。時代劇に傾倒していて普段の口調もサムライ風。得意なマグロ解体用に使う鮪包丁をついつい日本刀の様に扱ってしまう困ったクセがある。
- ヒーローバトルでは侍のヒーロー着「ウオザムライ」を装着して戦う。
- 金形鉄之助(かながた てつのすけ)
- 声 - 稲田徹[2]
- 町工場の長男(高校2年)。愛称「キンテツ」。この名称はかつて事故に合い瀕死の重傷を負った際、半身をサイボーグ化し文字通り「鋼の男」となった事に由来する。
- ヒーローバトルでは空手家のヒーロー着「カラテ・デェーク」を装着して戦う。
- 虎井獅子男(とらい ししお)
- 声 - 江川央生[2]
- つっぱり将軍
- 不良グループ「屠雷怨(とらいおん)」のリーダー(中学2年)。何処から見ても立派な近所のヤンキー兄ちゃんだが、実はアイにケンカでボコボコにされた恥ずかしい過去がある。手下に三毛田マサヒロ(声 - 阪口大助)、玉木タカヒロ(声 - 半田裕典)を連れている。
- 一応ヒーローバトルにも参戦経験があり、番長のヒーロー着「つっぱり将軍」を持っている。
- 豪勝蔵安(ごうしょう ぞうあん)
- 声 - 島田敏[2]
- カイトとアイの祖父。相当の高齢だが頭はまだまだしっかりしており、ネットビジネスで二人を幼い頃から養い育ててきた。怒ったり驚いたりすると入れ歯がスッポ抜け、フガフガとしかしゃべれない。
- 宝乃ヒカリ(たからの ひかり)
- 声 - 小松由佳[2]
- ヒーローバトルの興行・運営を始めとした多角経営企業体「ヒーローバンク社」の女性技術者。美しい顔に付いたキズは彼女にとっては誇りの証。銭念とも関係があり、現在ある事件を共同で追っている。
- 香椎真城(かしい まき)
- 声 - 井澤詩織[2]
- ヒーローバンク社の現場リポーター。招き猫を模したコスチュームを着て、あらゆる所で突撃インタビューを行なう。
- 実況
- 声 - 太田真一郎[2]
- ヒーローバトルの実況を担当している人物。
- 安立純守(あだち すみもり)
- 声 - 堀内賢雄[2]
- ヒーローバンク社の元社員で、銭念のかつての部下。マネーゴーストの正体で、物語の真の黒幕でもある。
- 駄菓子屋の女将
- 声 - 後藤沙緒里
- カイト達がよく行く「だがし屋」の美人女将。
- 嵐山リョウタ
- 声 - 水島大宙
- セガリオン
- 無敗伝説を持つチャンピオン。
- 頼合シュウト(らいごう シュウト)
- 声 - 優希比呂
- シノビストライカー
- ライゴの兄で、元プロサッカー選手。揉め事を起こしプロサッカー界から追放され、仕事を転々としておりあの人は今扱いされている。
- 頼合ライゴ
- 声 - 金光宣明
- クンフーバッター
- ナガレに難癖をつけていた不良。手下2人(声 - 陣谷遥、徳石勝大)を連れている。
- 竹田先生
- 声 - 鈴木琢磨
- マグナムティーチャー
- カイト達の担任教師。普段は気が弱いが、日頃鬱憤が溜まっておりバトルのときは性格が豹変する。バトルネームは「煉獄の教育鬼 マグナム竹田」。
- 洗井ドロン
- 声 - 太田哲治
- シザーズビューティー
- 全国各地に支店も展開しているフランス帰りのカリスマ美容師で、ファイトレーダーの賞金を宣伝に注ぎ込んでいる。
ゲームシステム・用語[]
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- ヒーローバトル
- 本作での世界で行われるヒーロー同士の格闘技。賞金も莫大であるため、主人公のカイトも賞金目当てでヒーローバトルに参加している。相手がダウン状態になった場合もフォールで敵を抑え込むなど、プロレスのような要素も盛り込まれている。
- 勝堀ヒーローウォーズ
- ヒーローバトル発祥の地・勝堀区で開催される、ヒーローバトルの頂点に位置する大会。全国から腕に覚えのあるヒーローたちが多数参戦することから、優勝々金はヒーローバトルとしても破格の100億円が用意される。カイトたちもエンター・ザ・ゴールドのレンタル料100億円を一括返済するために参戦し、優勝を目指している。
- アニメではエントリー費1万円が払えずカイトがいろいろ苦労する。(その後、エントリー済だったマグナムティーチャーとバトルして勝ち、ファイトマネーを使って支払った)
- ファイトレーダー
- ヒーローバトルで戦う者たちのこと。
- バンクフォンG
- ファイトレーダーが愛用する円形状の高性能スマートフォン。機能発動時は縦に展開される。主にヒーロー着の装着やバトルマネー(後述)のチャージ・運用に使う。
- バトルマネー
- ヒーローバトルで用いられる仮想通貨の一種。単位は「MP」。ファイトレーダーが技を発動するために必要不可欠なモノであり、残高がゼロになってしまうと徒手空拳で戦う事になり、極めて不利になる。(資金ゼロ状態でバトル開始した際は、必要最低額のMPが振り込まれる)
- MP残高はリング上に観客から投げ込まれる「おひねり」や、選手が手持ちのリアルマネーを課金する事で随時チャージが可能。ヒーローバトルでは、ファイトレーダーたちがMPにまつわる悲喜こもごもの人間ドラマ(絶対に負けられないバトルにおいて、結婚資金など本来使ってはいけないリアルマネーをチャージしてしまうなど)を日夜繰り広げているという。
- ヒーロー着
- ファイトレーダーが装着する、様々な職業を基にしたデジタル形式の特殊スーツ。制限時間があり、時間が切れると動きが鈍くなり、その状態でダウンした場合は敗北となる。ヒーロー着はバンクフォンGで最大5つまで登録でき、それ以上はクローゼットに戻すかレンタルの場合はデリート(削除)するかの選択がなされる。
アニメではカイトのレンタルヒーロー着が試合中に期限切れを向かえて問答無用で強制デリートされ、対戦相手とネット観覧していた世界中のギャラリーに真っ裸を晒す恥ずかしい珍事を起こした事もあった。 - 英雄装着(シューショック)/英雄転生(テンショック)
- ヒーロー着を装着する際の言葉。別のヒーロー着に変身する際は英雄転生(テンショック)と叫ぶ。英雄装着(シューショック)は「就職」、英雄転生(テンショック)は「転職」から来ている。
- ヒーロー着ランドリー
- ヒーロー着の制限時間を回復する洗濯機。ただし、レンタルしたヒーロー着は回復できない。
- 勝堀区(がっぽりく)
- 作品世界に存在する、「東京都24番めの特別区」。現実世界の東京湾岸隣接区をイメージしてデザインされており、昭和の香りを残す下町的な地域と超未来的な都市区域が混在する。住人たちは老若男女を問わずヒーローバトル好きであり、何時でも何処でも誰からでもバトルの挑戦を受けられるように、常にヒーロー着を装着出来るようにしているほどバトルが日常における当たり前の風景となっている。
- 作中には主に下記のエリアが登場する。
- 勝堀町(がっぽりちょう)- カイトたちの住む住宅街。駄菓子屋・神社などもここにある。
- 勝堀小学校(がっぽりしょうがっこう) - カイトたちが通う小学校。ゴールドベースもある。
- ゴールドベース
- カイトたちガッポリカンパニーの本拠地。元々は勝堀小学校の体育倉庫だった。
アーケード版[]
テンプレート:節stub 『ヒーローバンク アーケード』のタイトルで2014年夏に稼働予定。内容は専用筐体によるトレーディングカードアーケードゲーム。
漫画[]
作者は伊原しげかつ。月刊コロコロコミックでの連載のほか、同作者による4コマ漫画もセガ公式サイトにおいて掲載されている。
関連項目[]
- レンタヒーロー - 金を稼ぐためにヒーロースーツをレンタルする点が共通している。
脚注[]
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画像[]
外部リンク[]
テンプレート:Video-game-stub テンプレート:コロコロコミック連載中